伊藤塾の司法書士講座を本音レビュー|山村講師で一発合格した感想

伊藤塾の司法書士講座を一発合格者が本音レビュー 資格・勉強法

※本記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。ただし、実際に受講した経験をもとに、良かった点も注意点もそのまま書いています。

司法書士試験の予備校を調べると、伊藤塾、LEC、TACなど、いくつもの候補が出てきます。

ただ、受講料は決して安くありません。自分も講座を選ぶときは、「本当にこの講座だけで一発合格を狙えるのか」が一番気になりました。

自分は大学2年生の6月から司法書士試験の勉強を始め、伊藤塾の山村拓也講師の講座を受講しました。そして、最初の受験で司法書士試験に合格しました。

結論からいうと、伊藤塾を選んだことに後悔はありません。

特に良かったのは、単に「ここを覚えてください」と指示するだけでなく、なぜその知識が重要なのか、本試験でどのように問われるのかまで説明してくれたことです。

一方で、伊藤塾を受講すれば自動的に合格できるわけではありません。講義を見ただけで満足せず、テキストと問題集を何度も周回することが前提です。

この記事では、実際に山村講師の講座を使って一発合格した立場から、良かった点、質問制度、注意点、今ならどの予備校を選ぶかまで本音で書きます。

先に結論
伊藤塾の山村クラスは、「教材を増やさず、基礎知識を繰り返して一発合格を狙いたい人」と相性が良い講座だと思います。

自分が受講したのは「司法書士入門講座 本科生 一括配信コース」

自分が受講したのは、2020年合格目標の「司法書士入門講座 本科生 一括配信コース」山村クラスです。

一括配信コースは、決められた配信日を待つのではなく、すでに収録された講義を自分のペースで進められるコースでした。

自分は一発合格しか考えていなかったので、受験前年の12月末までに講義を一通り見終えました。通常の配信ペースよりかなり早く講義を消化し、その後はテキストと問題集の周回に時間を使いました。

結局、司法書士試験では、試験当日までにテキストと問題集を何周できるかが大きいと思っています。

講義を早く見終えれば偉いわけではありません。ただ、講義の視聴だけで受験直前期を迎えるより、早い段階から復習と演習に入れたことは、一発合格につながったと思います。

受講料は、通常価格が40万円弱だったと記憶しています。自分は割引を利用し、実際に支払ったのは30万円前後だったはずです。

決して安くはありません。ただ、独学で何年も受験を続ける可能性や、教材選びで遠回りする時間まで考えると、自分にとっては必要な投資でした。

なお、現在は講座名・カリキュラム・受講料・割引制度が変更されています。申込み前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

自分が一発合格までメインで使った伊藤塾の司法書士講座を確認する

山村講師の良かった点は「重要な理由」まで説明してくれること

自分は、教材自体は大手予備校のものであれば何でもいいと思っています。

本当に重要なのは、その教材に掲載されたAランク・Bランクの知識を完成させれば、自然と合格レベルに到達できるかです。

予備校によっては、講師が「ここは大事なのでマーカーを引いてください」と指示し、それを覚えていく講義もあると聞きます。

もちろん、それで合格できる人もいると思います。ただ、自分が求めていたのは、重要箇所を指定するだけの講義ではありませんでした。

  • なぜこの論点が重要なのか
  • 本試験ではどのような角度から問われるのか
  • 似た制度と何が違うのか
  • 択一式の知識が記述式でどう使われるのか

こうしたところまで、基礎講義の段階で説明してくれる講座が良いと思っていました。

山村講師の講義は、この点がかなり分かりやすかったです。

特に良かったのが不動産登記法です。

基礎講義は択一対策に偏りがちですが、山村講師は不動産登記法の知識を記述式と結びつけて説明してくれました。

司法書士試験では、択一式と記述式を完全に別物として勉強するより、同じ知識がどうつながっているのか理解したほうが効率的です。

司法書士試験の肝になる不動産登記法と記述式を、早い段階から一緒に意識できたのは大きかったと思います。

講座選びで見るべきポイント
「分かりやすそう」だけでなく、重要度、出題方法、択一と記述のつながりまで説明してくれるかを体験講義で確認するのがおすすめです。

質問制度は毎日のように使った

伊藤塾で特に活用したのが、Web上の質問制度です。

自分は、分からないところがあれば毎日のように質問していました。回答は、おおむね1営業日程度で返ってきた記憶があります。

よく質問していたのは、次のような内容です。

「テキストの説明に従って考えるとこの結論になると思ったのですが、過去問では不正解でした。どこで理解を間違えていますか?」

今振り返ると、ほぼすべて自分の勘違いや知識不足でした。ただ、その勘違いを放置せず、その都度修正できたことが大きかったです。

伊藤塾の教材だけでなく、他校の模試で分からなかった問題について質問したこともあります。それでも丁寧に対応してもらえました。

無料で使える制度なので、遠慮する必要はありません。分からないまま数日悩むより、質問してすぐに修正し、次の周回へ進んだほうが効率的です。

現在はAIに質問する方法もあります。自分も勉強や仕事でAIを使いますし、論点整理には便利です。

ただ、AIは誤った回答をする可能性がありますし、その回答に責任を持ってくれるわけではありません。試験知識の最終確認という意味では、受験指導のプロへ質問できる環境には今でも価値があると思います。

伊藤塾の注意点と向いている人

正直、講義内容やサポートについて「ここが明確にダメだった」という点はありません。

ただし、一括配信コースは自由度が高い分、自分で勉強計画を作って進める必要があります。

講義をまとめて視聴できても、後回しにしてしまえば意味がありません。自分は月末に翌月の計画を作り、1日ごとの科目とページ数まで決めていました。

そのため、一括配信コースは次のような人に向いていると思います。

  • 自分で勉強計画を組める人
  • まとまった勉強時間を確保できる人
  • 講義を早く終えて周回へ移りたい人
  • 教材を増やさず、一つの講座を信じて繰り返せる人

反対に、仕事や育児をしながら勉強する人や、自分でペースを管理するのが苦手な人は、定期的に講義が配信されるコースのほうが進めやすいと思います。

社会人であれば、無理に自分と同じ速度で講義を消化する必要はありません。使える時間は人によって違います。

ただし、使える時間の範囲で、講義、テキスト、過去問、記述式を繰り返すという基本は変わりません。

自分も土地家屋調査士試験は、司法書士事務所で働きながら一発合格しました。学生と社会人では勉強時間の総量は違いますが、教材を絞り、計画を立てて周回する方法自体は社会人でも再現できると思っています。

今なら伊藤塾とLECを比較して決める

「当時に戻っても伊藤塾を選ぶか」と聞かれると、候補は伊藤塾かLECです。

司法書士試験では伊藤塾を使って一発合格できました。一方、土地家屋調査士試験ではLECを使い、こちらも働きながら一発合格できました。

そのため、どちらか一方だけが絶対に正解だとは思っていません。

伊藤塾の山村講師は、不動産登記法と記述式を結びつけた説明や、知識の重要度を理解させる講義が自分に合っていました。

LECは大手ならではの講座・答練・模試の選択肢が多く、会場受験もしやすいのが魅力です。

結局は、評判だけで決めるのではなく、両方の体験講義を見て、説明の仕方が自分に合う講師を選ぶのが一番です。

講師との相性を見るときは、話し方の好みだけでなく、次の点を確認してください。

  1. Aランク・Bランク知識の優先順位が分かるか
  2. なぜ重要なのかまで説明してくれるか
  3. 択一式と記述式を関連づけてくれるか
  4. 分からない点を質問できるか
  5. その教材だけで合格レベルまで到達する道筋が見えるか
伊藤塾司法書士-基礎講座 商品一覧 LEC司法書士-精撰答練 商品一覧

まとめ:予備校を決めたら、途中で浮気せずに周回する

自分は、伊藤塾の山村講師の講座を使って司法書士試験に一発合格しました。

不動産登記法と記述式を結びつけた説明、重要度を意識した講義、質問できる環境は、一発合格を目指すうえで非常に役立ちました。

ただ、合格できた一番の理由が「伊藤塾を選んだから」だけだとは思っていません。

講座を信じて、テキストと問題集を何度も繰り返し、分からないところを一つずつ潰したからです。

大手予備校の合格実績がある講座であれば、きちんと使い切れば合格レベルまで到達できます。

一番避けたいのは、勉強が進まない原因を予備校や講師のせいにして、途中で講座を次々と変えることです。新しい講座に移れば、すでに理解している部分をもう一度聞くことになり、時間もお金も失います。

まずは伊藤塾とLECなどの体験講義を見て、自分が信じて最後までついていける講師を決める。

決めた後は、余計な教材へ手を広げず、テキストと問題集を試験当日まで繰り返す。

結局、それが一発合格への一番シンプルな道だと思います。

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